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永遠神ケフネトのデッキ構築(統率者)など

相手のターンにドロー

 永遠神ケフネトのテキストには「各ターン、あなたはあなたの最初のカードを引くに際し、それを公開してもよい」と書かれている。各ターンということは、どうにかして相手のターンにドローできればケフネトの素晴らしい能力を味わえる(可能性がある)ということだ。

 ではどうするか?インスタントのドロー呪文を使うという手もあるが、使い捨てなのは小さく無い欠点。替わりに継続的に使えるパーマネントのドロー手段はどうだろうか。特にオススメなのがこれら2種類のクリーチャーだ。

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Enclave Cryptologist / 飛び地の暗号術士 (青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)

Lvアップ(1)(青)((1)(青):この上にLv(level)カウンターを1個置く。Lvアップはソーサリーとしてのみ行う。)

0/1
Lv1-2:

(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。

0/1
Lv3+:

(T):カードを1枚引く。

0/1

 

 こいつの長所は圧倒的な軽さ。隙をみて着地、隙をみてレベルアップ。1ターン目に出して2ターン目にはルーター(カードを引いて捨てる能力の持ち主)になれるのがナイス。ケフネト下でルーター能力を起動するときは、相手が呪文を唱えたのに合わせてみよう。打ち消し呪文がめくれるとコピーが生まれてアドバンテージ!

 飛び地の暗号術士が活躍するのは相手ターンだけじゃない。最終レベルまで到達すると手札を増やせるドローエンジンになる。これは追加ターンを連打するデッキにとっては非常に嬉しい存在だ。なぜならそのようなデッキは手札が枯渇しやすく、手札の補充がなければ無防備なまま相手にターンを渡すことになるからだ。

 

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Dakra Mystic / ダクラの神秘家 (青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)

(青),(T):各プレイヤーはそれぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。あなたは公開されたすべてのカードをオーナーの墓地に置いてもよい。そうしなかったなら、各プレイヤーはそれぞれカードを1枚引く。

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 これは先ほど紹介した飛び地の暗号術士とほぼ同じ使い方ができるが、かなりユニークな能力を持っている。カードを引く(あるいは引かない)のは全員なのだ。引かないことを選択した場合は全員がトップを墓地に落とす。決定権はあなたにある…全員のトップを見てからどうするのかを決めればいい。

 ケフネト下でダクラの神秘家の能力を起動、強力なインスタントかソーサリーなら引いてしまおう。自分のトップが要らないカードだったり相手のトップが凶悪な場合は、墓地に落とそう。そうした場合このターンにはまだドローしていないので、何か別の手段でドローできればケフネトの誘発型能力が花開くかもしれない。

 またこのカードにはチューター(好きなカードをライブラリーから探しトップに積み込む呪文)を使いにくくするという側面もある。たった1マナで妨害と手札補充をこなすエース。相手に得をさせることもあるが、EDHというゲームを盛り上げてくれるエンターテイナーなのだ。ケフネトだけでなく青を含む統率者なら採用を検討しても良いぞ!