あなたが永遠神ケフネトをコントロールしており、相手ターンに(このターンにまだ1枚もドローしていない状態で)Brainstorm / 渦まく知識を唱え、その1枚目のドローがインスタントかソーサリーだった場合の流れを説明します。
①渦まく知識を唱えた。1枚目のドローを見たところFabricate / 加工(ソーサリー)だったので、これを公開した。公開は手札と混ざる前に行う。その後(加工のみを)公開したまま手札に加える。
②渦まく知識の解決が優先される。2枚目と3枚目を引き、ライブラリーに2枚戻す。このときライブラリーに加工を戻さない選択をした場合、加工は手札で公開されたままになる。逆にライブラリーに加工を戻す選択をした場合、手札を離れているので公開は終了する。どのような順番で戻したのかは対戦相手には分からない。いずれにせよ、加工を戻したのかどうかは対戦相手にバレてしまう。
③渦まく知識が解決された。永遠神ケフネトの誘発型能力(※)がスタックに乗る。このタイミングでプレイヤーは優先権を得るので、溢れかえる岸辺などの能力を起動(フェッチを切る)こともできるし呪文を唱えることもできる。
※これによりあなたがインスタントやソーサリーであるカードを公開するたび、そのカードをコピーする。あなたはそのコピーを唱えてもよい。そのコピーを唱えるコストは(２)少なくなる。
④皆が優先権をパスしたら、加工のコピー(目には見えない)が手札に生み出される。そのコピーは唱えても良いので唱えることにした。2マナ安くなり青1マナだけで唱えられる。なお通常ソーサリーは自分のターンにしか唱えられないが、ケフネトの能力はその制約を無視してくれる。
⑤マナの支払いを終えた時点で「唱える」という行為は完了する。これによりケフネトの誘発型能力は全て解決されるので、もし手札に加工(コピー元)が残っている場合、その公開は終了する。
⑥スタック上には加工のコピーがある。プレイヤーは優先権を得るので、対戦相手はこれを対象に打ち消し呪文などを唱えることができる。
⑦加工のコピーが打ち消されずに無事解決されたとする。好きなアーティファクトを探して手札に加える。コピー元の加工は手札に残っている。
以上、ケフネトがいるときの渦まく知識の挙動でした。一回流れを覚えてしまえば簡単だね！
